1,チハヤのキス

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「みんなが魔法使いを愛してしまっているのなら…難しいかもしれないね。 神はみな恋を知らなかったと思うんだ。 それも大事なものを一緒に奪われたらしいよ?」 「大事な…もの?」 神の大事なものって何なのか、さっぱりわからなかった… 「僕にも分からないけど、西方の王様たちにも教えられないものらしい… 魔女には何より大切…何なんだろうね」 神たちは何を盗られたのだろう。 私はエナ様のことが心配で仕方なかった。 「チハヤ…私エナ様に会ってきます」
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