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―コンコン
しなやかなノックの音。
「どうぞ…」
ガチャリと開いた扉…
チハヤが部屋に入ってきた。
「やあ、レイに会うのは3日ぶりだね」
「…そうですね」
「サミヤは今日も賑やかだ。
あの桜…とても美しい」
チハヤは私を後ろから抱き締めて、窓から外を指差した。
「…っチハヤ」
チハヤはすぐに抱きつくが、私はまだ慣れずにいた。
「レイさ?僕たち結婚するんだよ?
これくらいで抵抗しないでよ」
青い瞳が近づいて思わず見とれてしまう。
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