1,チハヤのキス

3/13
前へ
/19ページ
次へ
「レイはもう…僕のものになる。 ずっとずっと…」 白い髪の毛がふわふわなびいて、細い手が私の頬を撫でる。 近づく顔に優しい瞳。 強引ではあるが…チハヤの美しさに身が固まってしまうのだ。 「チハヤ…ダメです! ここには窓が…外からも見えますし…」 一生懸命チハヤの腕から抜け出そうとした。 「…そうだね。 まだ正午だし、別にレイを襲うつもりはないよ?」 そう言って額に優しくキスをして、私の頭を撫でた。
/19ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加