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「お前は何者なんだ
盗人か?異人か?それとも何だ?」
男は腕を組み尋ねてくる
私は、盗人でもないし、異人でもない。
もー考えるのが面倒になってきてため息を一つはくと私は話し始めた
「ここが本当に安政5年だとすると、私は未来から来た事になります。
私がいたのは平成14年。
今が西暦だと1858年なはずだから...
154年先の世界で生きていたみたいです。」
私がそう答えると男は鼻で笑った
「はっ、そんな話し信じられると思うか?」
ふぅー、ですよねー
私だって信じられないもん。
信じたくもないけど
「信じられないとは思います。
私もよくわからないですし、なぜここにいるのか...」
話していて悲しくなってきた。
家族にも会えないし、私は知らない男から怪しい者扱いうけるし、本当にもうなんなんだろー...
私はそのまま顔を伏せて黙りこんだ 。
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