3人が本棚に入れています
本棚に追加
/42ページ
「ただいまー」
「おかえり!夕飯もう少し待っててね。」
「はーい」
いつも通り帰宅後の母とのやり取りを済ませた私は、急いで自分の部屋に向かった。
すぐに制服から楽なパジャマに着替えて、私はある物を探し始めた。
「確か、この辺にあったと思ったんだけど…どこだったかなぁ」
一人でブツブツ言いながら、しばらく部屋の中をガサゴソしていると…
「あった~!!」
私の手には赤い折り紙。
…事の始まりは数時間前に遡る。
最初のコメントを投稿しよう!