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貴方を想うと
炎の中で
溺れるような
海の中で
息をするような
そんな
まるで 有り得ない
錯覚
抱き合う恋人達を
羨み
真夜中の街灯の下
独り 立ちつくすみたいに
それでも
もしも
貴方が海なら
貴方の海に溺れたい…。
貴方を想うだけで
ときめくこの胸
あたし恋をしている
貴方が 船なら
あたしは海になり
貴方を包む…。
貴方への想い
募らせるほどに
妄想は膨らみ
抱き合う空想を
独り 想う
矛盾だらけの世界で
矛盾だらけのあたしで
でも
ときめきは失くさない
あたしは 貴方の海に
溺れつつ…
貴方の海になりたい
寄せては返す波
静かで穏やかな
貴方の海に…。
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