お化け屋敷と見えない少女

3/64
前へ
/68ページ
次へ
―― 柊宅 ―― 柊「ただいまっと」ガチャッ 死神「やぁ、おかえり」 柊「ん、もう帰ってきてたのか」 死神「今日は未練を持たない魂だったからね。いろいろと話を聞きながら送って終わりだったよ」 柊「ふぅん」 死神「キミは橘と遊んだりはしなかったのかい?」 柊「してねぇよ。そもそもいつも遊ぶ仲じゃない」 死神「そうかな? 向こうはそういう仲になりたいと思ってそうだけど」 柊「やめてくれ、気持ちわりぃ」 死神「でも彼のおかげで最近はいろんな人と交流が持ててるんだろう。良いことじゃないか」 柊「別に一人でもよかったつぅの」 死神「それでも、ボクは一人よりも大勢といる方が何かと楽しいと思うけどね」 柊「人それぞれ、価値観の差だ」 死神「まぁ、それは否定しないよ」
/68ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加