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―― 帰り道 ――
死神「いつも思うけど、あまり買い込んだりはしないんだね」
柊「買い過ぎても腐らせるのがオチだからな」
死神「そうは言っても、もっと買っても消費とのバランスは取れそうなものだけど」
柊「それでもし食いきれなくて腐らせたら、生ゴミの日までオマエは臭い部屋で寝泊まりすることになるけどな」
死神「……ごめんよ。ボクが軽率だった」
柊「わかったらオレの行動に文句言うな。これでもそれなりに考えてんだよ」
死神「とてもそうは見えないんだけどね」
柊「あと、毒を吐くのもやめろ」
「ひそひそ……」チラチラ
柊「ん?」
「なんかあの人さっきからさぁ……」
柊「…………」
死神「これで公的に不審人物だね。キミは」
柊「ちょっと道外れるぞ」
死神「ボクを無視してくれても構わないんだよ?」
柊「それだとオマエが一人でうるせぇんだよ。いいから付いて来い」スタスタ
死神「ふふっ、わかったよ」スタスタ
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