お化け屋敷と見えない少女

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柊「ここらまで来れば人目もないだろ」 死神「キミがいつも使うルートとだいぶ離れてしまったけど良いのかい?」 柊「なんで知ってんだよ。オマエが付いてくる事なんてほとんどなかったぞ」 死神「たまにばれない様に空から見てるからね」 柊「ストーカーっすか。そうですか」 死神「ぼっちのキミがちゃんと人付き合い出来ているか心配になるんだよ」 柊「オマエはオレの両親かよ」 死神「まぁ、本当は仕事の途中でよく……ん?」 柊「どうした?」 死神「ここは……」 柊「ん……でっけい洋館だな。こんなもんあったのか」 柊(洋館っていうよりも屋敷か。ボロボロで誰か住んでるようには見えないけど) 死神「……いるみたいだね」スタスタ 柊「あ、おいこら!」 死神「キミは先に帰ってくれて構わないよ。ボクはちょっとここに用があるんだ」ガチャッ 柊「どういうことだって……あぁ、もう入っていきやがった。くそっ!!」ダッ
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