お化け屋敷と見えない少女

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――――ガチャッ バタン!! 柊「死神ぃ! どこ行きやがったぁ!」 柊(本当に広い屋敷だな。ここはエントランスってとこか?) 柊(目の前に五人は並んで登れそうな階段。その上が二階か) 柊(……そこらへんに煙草の吸殻。こんなでけぇんだ。不良の溜まり場になってもおかしくないか) 柊「とりあえず一階から回って……」 死神「そっちじゃなくてこっちだよ、柊」 柊「あ?」 死神「二階だよ」フリフリ 柊「ったく、一人でさっさと行きやがって」スタスタ 死神「キミは一応買い物袋を持っているからね。無理に来なくても良かったのに」 柊「別にこんなの重くもねぇよ」 死神「そうかい。なら、遠慮することはなかったね」 柊「で、いきなりどうしたんだ?」 死神「キミは感じないかい?」 柊「幽霊か?」 死神「そう。正確には人の魂だね」 柊「オレにはお前みたいに魂を感知する能力はないですぅ」 死神「ふふっ。そうだったね」
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