プロローグ

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あなたは考えた事があるでしょうか? 「ただい――」 自分のペットがもし、人間になったらと。話す事が出来たら、と。 「おかえりなさい。ご主人様」 正直自分は考えた事がある。 「あっ、間違えました……って、ここ俺の家だよね……?」 しかし実際そんな事が起こるはずないのだ。 「はい、もちろんそうですよ?」 人間は人間、犬は犬、猫は猫以外になり得るはずはないのだ。 「ミカ~~~ン!ダアァァァイブ!!」 なのに――。 「ングァッ!?」 これは一体どういうことなのか……。 「ん!?なんだなんだっ!?地震か?雷か?火事か?」 帰ると――。 「ミカンは親父じゃないよ~」 現在一人と二匹しかいないはずのこの家に――。 「ミカン!いきなりそんな事したらご主人様がびっくりするでしょ!!」 自分のペットと同じ名前をした――。 「ぶぅ~~。ほんとマロンは文句ばっか!!」 ――二人の女の子が居た。
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