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「そして起きたらこの姿に……」
と、意味不明な供述をしておりまして……ってそんな事じゃわかんねぇよ!
結局寝て起きたら人間にってそんなファンタズィーロマンティックな事があってたまるか!
よし、ここは……。
「じゃあ君達がマロンとミカンだって証明出来るものは?」
うーん、ちょっと難しいか?こいつらがもし本当にマロンとミカンでもいきなり証明しろとか言われても無理があるよな。
「えっとですねぇ……あっ!ご主人様がご家族に隠していらっしゃるベッドの下にある箱の鍵の在り処なら……」
「……へ?」
「マローン、どこ行くの~?ミカンも行く~」
そう言ってそそくさとマロンとミカンは立ち上がってリビングから去っていった。
いやいや、嘘だろ?もしかしてあの鍵を持ってくるというのか?
確かに本当にペットのマロンやミカンなら知っていて持ってくる事は出来るかもしれんが……まさかな。
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