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翌朝───
心結は夢の中でも携帯電話を探していた。
けど、夢の中でも携帯は見つからず、現状と同じ状態。
起きた時の目覚めの気分は、まさに最悪だった。
それでも心結は、まだフラフラする頭を起こし、ベッドの上で考えてた。
よしっ、もう一度裏庭を探しに行こう！
心結はベッドから飛び起きると、制服に着がえ、家族に置手紙を残し、まだ誰も来ていない学校へ向かった。
とにかく裏庭をもう一度念入りに探してみよう。
それでもなければ諦めるしかない。
心結は決意を固め、裏庭に入って行った。
まだ朝が早いせいか、芝生には朝露が残っていた。
それでも心結は芝生に膝をつき、スカートの裾を濡らしながらも必死で携帯を探した。
けれども携帯は見つからない。
よし次！
早朝の為、校舎の中にはまだ入れない。
心結は裏庭から中庭に移動し、庭と言う庭を隈なく探し始めた。
それでも携帯は見つからない。
諦めきれない心結は、グラウンドや部室のまわりを探し、玄関近くに場所を移動しながら必死に探し続けた。
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