告白 *

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拓哉は急いで携帯小説のサイトに繋ぐと、上位の人気作家の投稿状況を一人一人確認し始めた。 すると、意外なほど早く心結に辿り着くことができた。 偶然上位10人中、9人が連載を更新する中、一人だけ更新していない作家がいた。 しかし拓哉はその名前を見た途端、笑いが止まらなくなってしまった。 なんと、心結と拓哉がファンになるほど大好きな作家が一致したのだ。 あまりに予想外な出来事に、拓哉の携帯を持つ手がかすかに震えた。 これは凄いことになったぞ!! 本当に俺にチャンスが訪れたんだ! このチャンス、絶対無駄にするもんか! 拓哉はイスから飛び降りると、子供の様に無邪気に飛び回った。 この上なく嬉しさで心が満たされる中、拓哉はしっかりと前を見据えていた。
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