本気 *

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拓哉は自分に非があったことを認め、心結に詫びた。 なんとか心結に許してもらえたところで、拓哉は話題を変えた。 「恋愛小説書き始めたんだな」 このセリフに、嬉しそうな反応を見せる心結。 そればかりか、拓哉に感想まで求めてきた。 なんだよ、俺の告白の時とはエライ違いだな。 不満に感じながらも、拓哉は真面目に答えた。 しかし拓哉の答えは、心結の小説を褒めたりするものではなく、かなり厳しいものだった。 拓哉の感想に、心結はがっくりと肩を落とした。 あれっ、俺はまた言いすぎたのか? 落ち込む心結の姿に、焦り始める拓哉。 心結をようやくなだめたばかりだというのに、また怒らせてしまうとは・・・・。 俺は何やってんだ? 拓哉は自信を失いながらも、心結にある提案を持ち掛けた。
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