2935人が本棚に入れています
本棚に追加
拓哉は自分に非があったことを認め、心結に詫びた。
なんとか心結に許してもらえたところで、拓哉は話題を変えた。
「恋愛小説書き始めたんだな」
このセリフに、嬉しそうな反応を見せる心結。
そればかりか、拓哉に感想まで求めてきた。
なんだよ、俺の告白の時とはエライ違いだな。
不満に感じながらも、拓哉は真面目に答えた。
しかし拓哉の答えは、心結の小説を褒めたりするものではなく、かなり厳しいものだった。
拓哉の感想に、心結はがっくりと肩を落とした。
あれっ、俺はまた言いすぎたのか?
落ち込む心結の姿に、焦り始める拓哉。
心結をようやくなだめたばかりだというのに、また怒らせてしまうとは・・・・。
俺は何やってんだ?
拓哉は自信を失いながらも、心結にある提案を持ち掛けた。
最初のコメントを投稿しよう!