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デートで拓哉は、心結に猛アタックを仕掛けるつもりだった。
やっぱ手を繋ぐだけじゃ生温いよな。
もっとスキンシップを増やした方が良さそうだ。
よしっ、これで落ちない女はいない。
そう自負する拓哉。
この時すでに拓哉の頭の中には、デートの筋書きは出来上がっていた。
大崎先輩をいつまで好きでいられるかな?
俺が男だってことを早く気づかせてやる!
キャッチボールをする生徒を見るフリをしながら、妄想に笑いが止まらない拓哉。
冬の寒空の下、期待に胸を膨らませていた。
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