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なんでだろう・・・。
やっぱり私変だよね。
そうよ、こんなこと考えるなんてホントに変だよ!。
やっぱあの映画と乃木君の影響に決まってる!
心結は赤く染まる頬に両手をあて、呆然と立ち尽くしていた。
「心結?」
拓哉の声がして、近づいて来る気配を感じた心結。
「変なこと言っちゃってごめん。行こっ拓哉君!」
慌てて拓哉の手を取ると、心結はスタスタと歩き出した。
どうしよう、拓哉君絶対変だって思ってるよね。
ごめんね拓哉君。
繋いだ手をギュッと握る心結。
拓哉の手の温もりが、今はなによりの救いだ。
とりあえず誤解を解くために、今夜は小説を更新しなくちゃね。
それを読んで私の気持ちを拓哉君に理解してもらおう。
この時すでに心結の頭の中では、弁解のためのストーリー作りが始まっていた。
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