衝撃 *

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心結と廊下を歩く拓哉。 二人は心結の携帯小説の話題で盛り上がっていた。 「夢美と拓馬はどんなクリスマスを過ごすんだ?」 「それはまだ内緒。読んでからのお楽しみ!」 昨日までの心結とは違い、その表情はやけに明るい。 その笑顔を見る度に、拓哉の胸は大きく弾み、キュッと締め付けられた。 今日の心結はいつにも増して可愛いな。 告るなら今日か? 拓哉の脳裏にそんな思いがよぎると同時に、緊張が忍び寄る。 そんな心結を見つめる拓哉の頬は自然と赤みを帯びていた。
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