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しかし、今は少しでも携帯電話を探すことに集中したい心結は、美穂の問いかけに動揺しながらも、芝生の上に膝をついたまま頭を低くして、必死な表情で探していた。
そんな心結の必死な表情に同情しのか、3人はそれ以上心結に何も聞いてはこなかった。
心結はほっとしながらも、まったく見つからない携帯に焦りを感じていた。
裏庭はそれほど広くはなかった。
4人で探せばすぐに見つかると心結は思っていた。
しかしいつまで経っても見つからない。
休憩時間も残りわずかとなり、ますます心結の気持ちは焦るばかり。
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