交際

15/27
前へ
/381ページ
次へ
しかし拓哉の行動はそれだけで終わらなかった。 なんと拓哉は、嫌がる心結の首筋に顔を埋め、 「俺も男だし、このままでいられるか自信ねぇーけど」 と言うと、心結の首筋にそっと拓哉の唇が触れた。 えっーーー、これってキ、キス!!! 首にあたる柔らかい感触に戸惑いながら、心結は身体を左右に何度もくねらせた。 拓哉のお仕置きに手加減と言う言葉は当てはまらない。 そればかりか、心結の考え通りますますエスカレートするばかり。 「くっ、草壁君!」 心結は拓哉の名前を呼ぶのが精一杯だった。 ハグされるのはもう初めてではないが、首筋にキスされるのはまったくの初体験の心結。 くすぐったいような感触に、心結の頭は沸騰寸前。 今にも口から湯気を吐き出しそうだ。
/381ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2935人が本棚に入れています
本棚に追加