僕の記憶

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待てよ。 待てよ。 待てよ待てよ待てよ待てよ待てよ待てよ待てよ待てよ待てよ。 待てよ待てよ待てよ待てよ待てよ待てよ待てよ待てよ待てよ待てよ待てよ待てよ待てよ待てよ待てよぉぉぉぉ!! 体が固まった。 動けなくなってやがて窓は野次馬のカーテンで見えなくなる。 「キャァァァァァ!!」「あれって……」「嘘だ」 教室はかなりの声が入り交じった空間になった。 なんでだよ。 なんで泣いているんだ。 なんで彼が……。 悪と言っていたものが無くなると偽りの正義が崩れ始める。 罪悪感が残る教室。 静まり返った教室に女子生徒のすすり泣く声が響く。 悪は、 誰だ? 本物の正義は どこにあるんだ? 正解はなかった。 不正解という結果だけがただ残された。 罪悪感。
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