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どうして僕は
こんな所に居るのだろう
何時から居たのか
何処から来たのか
思い出せず
ぼんやりとした頭で
ただひたすらに
彷徨っている
休まず歩き続ける足
無理矢理に動かす手
気付けばどれも
傷だらけで
もがいて
もがいて
もがき続けても
光は後ろを向き
空気も色を失くすだけ
身体は此処にある
心は何処へ
置いてきて仕舞ったのか
後ろを振り返ろうとした
その時
立ち止まるな
歩き続けろ
耳の中で
僕によく似た誰かが叫んだ
僕は歩く
大切な何かの存在を
確かめる間も無く
今日も彷徨い続ける
ただ一粒
頬を伝い落ちた涙の中に
ほんの一瞬
懐かしい顔が
映った気がした
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