第一章 日常

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裏門に入り、昇降口に向かった。 靴をロッカーに入れていると、 「よぉ高杉ー」 聞き慣れた声が聞こえる。 振り返ると、親友と呼べる友達、 永友 尚馬(ながとも なおま) の姿があった。尚馬とは、同じ陸上部で、休日は毎週遊ぶほどの仲で、親友であってライバルでもある。 「おぉ尚馬。今日は珍しく遅いじゃん」 「ん?そうかなー」 尚馬が靴を入れ終え、二人で階段を上っていく。
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