◇第1章◇

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「…坂寄さん、カラーペン、ある?」 「カラーペン? 持ってな…あ、棚にあるよ!」 立ち上がって、 教室の棚に向かって小走りする …届くかな。 「あ、届かない?」 榛名くんが立ち上がる 「んーんっ背伸びすれば…」 …指がもう少し長かったら…! 「あ、届い……わ!」 目の前が、ペンでいっぱいになった。 「坂寄さん…!」 ゴン!!! …鈍い音がした
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