さん。

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同意した後部屋に入り座る。 勿論土方の許可なしに。 「近藤さんまで…。」 土方は怒りたい気持ちを越え呆れていた。 そしてため息を吐き自分も座った。 だがしかし話は進められない。 烝成が未だに泣いているからだ。 「あら、土方君子供を泣かしたのですか?」 「ったぁぁ!?」 一人来たと思えば烝成が吠えた。 「総和、なにすんの!」 「うっさい。」 そう。 総和が烝成を蹴ったのだ。 それも思いっきり。 だがそのおかげで烝成は泣き止んだ。 「対照的な二人だね。」 後から来たものは苦笑いしていた。 それはもう誰が見ても苦笑いだとわかるくらい。
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