いち。

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―バキッ!! 凄い音がなる。 と同時に悲鳴が聞こえてくる。 「痛い~!?」 「着地が下手なんだよ。」 「そんなもんできるかぁ!?」 烝成は木の枝に引っ掛かったあと耐えきれなくなったのか折れてしまった。 一方総和は木の枝にも引っ掛かることなくきれいに地面に着地した。 運動神経がいいだけではすまない身体能力である。 普通に考えれば烝成の状況が普通であろう。 「お前背ぇ縮んだ?」 「え?総和もじゃね?」 二人は一つの変化に気づいた。 背が縮んでいることに。 「まぁいいか。」 「え?いいの?」 総和の言葉にあり得ないと言いたそうな顔をする烝成。
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