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甘味だ。
俺の好きな甘いもの。
「ほしいですか？」
「うん。」
甘味、甘味。
まぁとりあえず座るか。
うん。
「御手洗でいいですか？」
「うん。」
やった！
甘味貰えた。
しかも御手洗だ。
美味しいんだよな。
「あなた、迷子ですか？」
「たぶん。」
方向音痴は迷子になりやすいから。
まぁそもそも此処が京の幕末としかわかってないけど。
浅葱色を見た瞬間わかった。
新撰組だと言うことが。
「家はどの辺ですか？」
「近江。」
「え!?此処は京ですよ！」
いい反応してくれた。
未来では近江だけどこの時代にはないのにな。
「嘘だよ。」
「もうぅ。大人をからかっちゃいけませんよ。」
「はぁい。俺沖田総和。」
「沖田総司です。
すごいですね。総まで一緒ですよ。」
まさかのこの人が沖田総司ですか。
新撰組で一番強い沖田総司。
運命だね。
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