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「薫さん見て!!早く!早く!!島!しまぁああ!!」
「わ、分かったから。そんなに興奮しなさんなって」
絶好調の飛鳥に呼ばれる様に慌てて立ち上がると、周りの痛い視線を浴びながら彼の隣に立つ。
「徹さんも早く!!消えちゃうかもしれないよ!!早く!早く!!ダッシュで!!」
「はいはい」
その飛鳥の呼び声に徹はクスクスと笑いながら、同じ様に飛鳥の横に立った。
「……消えねェっつーの」
呆れたようにそう呟きながらも、キラキラと目を輝かせる彼を見て、小さく笑みを浮かべる。
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