2 嫌な予感が当たりそうだ(徹)
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「ほら、ここで大人しくする!」 薫がそう言って飛鳥の手を引くと、飛鳥はそれに従う様に大人しくなった。 さっきと打って変わって置き物の様に動かなくなった飛鳥に、また痛々しい視線が向けられる。 「すみません。ヘンなテンションになってるみたいで」 そう言って俺がニコッと笑み返すと、皆はそれぞれ荷物を片手にアーケードの方を向き直った。
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