0 もしかして俺……殺っちゃった?(飛鳥)

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「もしかして俺……殺っちゃった?」 そう呟いた瞬間、自分の今居る状況に愕然とした。 「あーあ、薫(かおる)さんに怒られちゃうよ」 手にしたナイフを無造作に床に放ると、血塗れの親指の爪をガリっと噛んだ。 それと共に甘く苦い懐かしい味がし、クスリと吐息を洩らす。 その次の瞬間、突然開かれた扉の音と共に、劈く様な甲高い悲鳴が耳に届いた。
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