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「おーい、おまえら、何やってんだぁ?」
「…っ!?」
「!」
オレが話し掛けると、そいつら2人は同時にオレの方に振り向いた。
「んだテメェ……。」
絡んでた奴……金髪をトサカみたいにした男がオレを睨みつけて凄んだ。
……潤に比べたら、かわいいモンだ。
「いやー?なんか、そっちの子、嫌がってるみてーだし?
ま、愛の告白の真っ最中だったってんなら、邪魔して悪かったけど。」
「なっ…」
「全然違うっ…ねぇアンタ、俺を助けてよ。」
「なっ!?おい、棗っ!!」
金髪が焦ったようにもう片方の奴であろう名前を呼んだ。
「この人に迫られて困ってたんだ。早く助けて。」
「棗っテメェっ!!!!」
金髪トサカが怒りの形相で、棗と呼ばれたそいつに襲い掛かった。
「…っとォ!あっぶねーなーてめぇは。」
「…! んだテメェ!!関係ねぇ奴ぁすっこんでろっ!!」
…な事言われてもねェ…。
「助けてって頼まれちまったし?」
「テメェ…!ボコッてほしいみてぇだな!?」
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