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2044年
――日本は崩壊した――
少子高齢化が進み、国力が衰えていった日本の市場は荒れ果て、政権は荒れに荒れてワケが分からないぐらいゴチャゴチャになり、国力は疲弊し、それはもう目も当てられないような状態であった。
更に日本、いや世界を混沌に陥れてしまう前代未聞の大事件が発生する。
ある天才科学者が作り出した悪夢の発明によって、異なる世界と地球が繋がり、あちら側の世界と地球が混ざり合ってしまう。
その大事件の中心点となった日本の異界侵蝕は凄まじく、他国が干渉できるような土地ではなくなった。
それから10年後、各地で武装蜂起やら対立やら独立が相次いで盛んに行われ、収拾のつかなくなった日本国内では、あらゆる種族や職業の人間達が独自の国や集落を築き上げ暮らし始める。
―『新生国家・日本国』―
物語は、この国から始まる。
あらゆる種族や人間が互いに憎み合い、競い合い、いがみ合い、そして、戦い合った。
各々が胸に秘めた思いと信念をかけて、全力でぶつかり合う。
2054年
――日本は凄くカオスな戦国時代へと突入した――
てなワケで、“日本カオス戦国史”、始まります。
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