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彼が放った光りは、真っ直ぐ魔王に向かう。
『クッ…』
魔王に纏う光りが消え、辺りを見渡すが彼の姿は何処にもいなかった。
『逃げたか。クククッ…こざかしい真似を』
魔王は黒く広がる天に顔を向ける。
『まぁ良い。持って一年、我にとっては瞬きにもすぎん…クククッ解放してやろう。その時を楽しみにしているぞ!!………ハハハハハッ!!!!』
魔王は叫ぶように笑う
だがその笑いは激しく地面に打ち付ける雨に掻き消された。
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