平凡

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……あ、こんな話してたら忘れてた。 夕飯頼まれてたんだった。 僕はくるっと回転し、ついさっき通り過ぎたばかりのスーパーを目指す。 ドンッ ………………え? 目の前には女の子。 凄く焦った表情で僕を見つめている。 女の子は僕から何かを引き抜き、さっきまで僕が向かっていた方に走り去っていく。 僕は呆然としつつ、自分の胸に手をあてる。 『どろっ』と大量の血。 ……あぁ、刺されたのか僕。 救急車呼ばなきゃ。 まわりに人はいない。 自分の携帯を鞄から出そうとした瞬間、僕は倒れる。 僕の人生終了。 そう思った瞬間意識が遠退く。 さよなら地球。
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