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ぱたぱたぱた
足音が聞こえてきた。
『みち兄ぃ!』
ドアが開く。
現れたのは女の子。
見覚えがあるようなないよーな…。
『『あ。』』
見覚えありました。
警察がいたら"この人にやられました!"と言いたい。
『通り魔で『起きてる!よかったー!元気になった!?』』
僕の言葉は遮られた。
『胸刺しちゃったから目ェ覚めなかったらどうしようと思った!!』
あっさり犯行認めやがった。
『あの…さっき僕を殺そうとしたんですか?』
『ぅん!』
女の子は屈託のない笑顔で頷く。
……えーと。こう認められると、なんていっていいか分からない。
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