狭間のもの

「神様、どうかお願いです。あいつがこのまま、二度と現れることの無いようにしてください」

と、ろくに信じてもいない神に祈りながら、眠りについた。

その日はそのまま日がくれた。

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スワンが消えてから、一週間が経った。

もう彼のことは、最初から居なかったかのように話題にも上らなくなっていたが、問題が一つだけ有る。

それはスワンのハウスをどうするかだ。

「あれだけど、もうそろそろとっぱらっても、良いんじゃないか？」