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俺はそう一例してから
店内の爆弾探しに取り掛かった。
下にある可能性が高いので屈む動作が長く続き腰が痛む。
ジジィはというと痛くてかなわんわ とどっかに行ってしまった。
警察署にでも置いてくればよかったと切実に思う。
頼りになるのは自分と由羅だけ。
わかってたけどな。
由羅は演劇のつづきを女店員としていた
「あとソーメンも入ってたぞ!」
「すみません…煮込んだらバレないと思って」
俺は臨機応変に物事を進めれる女は好きだ。
しかも美人だし
というか、どこかで見たことがあるような。
どこだっけ
そこまで考えて俺はクビをふる。
今はそれどころじゃないだろう!
一人の女より客の命だ!
しかしそう意気込んでも爆弾らしきものはどこにもない
音もないしセンサーにも引っかからない
一体…?
そう思い
腰の痛みに耐えかねて立ち上がろうとした瞬間
店内の電気がパッと消えた。
「きゃあ?!」
「なんだ!?」
騒ぐ店内。
やばい、立ち上がってる!
俺はとりあえず落ち着いてくださいと叫んだが自分が一番落ち着けていなかった。
電気はしばらくしてから復活し
そして
「あ! レジのお金がない!」
「なんだ!? 代々伝わってきた秘伝のレシピがないぞ!」
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