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大きな海ガメは無視されたと思い、やや大きめな声で話しました。
浦島太郎は大きな海ガメを見ました。
と言っても、必殺チラ見です。
いくら大きな声であろうが、叫び声であろうが、スピーカーやマイクを使おうが、海ガメの言葉が分かるはずないのです。
大きな海ガメは、これでは話が進まないと思い、小さな貝殻を浦島太郎の足元に置きました。
運良く、浦島太郎はその貝殻に気付き手にとりました。
その貝殻は小さな巻き貝の殻のようで、無意識にその小さな巻き貝の殻を耳に軽く着けました。
なぜそうしたのか、当の浦島太郎本人も、なぜだったんだろ、と、後日囁いていますが、無意識の行動だったのです。
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