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その頃、大きな海ガメを苛めて、浦島太郎と木材と魚の交渉をした少年は家にいました。
『こら!!。この魚、どこから持ってきたんだい。また漁師から勝手に盗んできたんだろ!!』
母親はカンカンです。
『違うよ~。海で知らないお兄ちゃんがくれたんだよ~』
『嘘じゃないんだろうね!!。だったら…ほら用意しな。こんな立派な魚をくれたんだ…母ちゃん、お礼を言わなきゃね。…ほら行くよ』
母親は半信半疑で子供と一緒に海に行きました。
もうすっかり夕日が沈み、チラホラと星が顔を出してます。
紫色の空が蒼色になる頃、母親と子供は海に着きました。
『…やっぱりこんな時間じゃいないね…。一言お礼が言いたかったんだけどね…んん!?』
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