拉致

2/9
前へ
/36ページ
次へ
チラ見という高度な技をつかい、浦島太郎は子供達をチラ見しました。 『…ん?… あ、あれは……えぇ!!』 浦島太郎は驚き、子供達の元に走り寄りました。 角材で大きな海ガメを殴ろうとした子供の手を握り、角材を地面に奪いました。 『こ、この…この角材…お兄さんにくれないか?。…この角材さえあれば……立派な釣竿を造れそうだ。』 子供の一人が言う 『…いいけど…。だったら魚3匹と交換だよ。』 浦島太郎が目を見開いて言う 『えぇ!!…せめて1匹にしてくれよ…』 子供が腕組みして答え返す 『…じゃあ、間をとって2匹だね。もちろん僕が選らばさせてもらうよ』 浦島太郎は魚が入ってる壺を手で隠して言う 『ちょ、ちょっと!!それじゃお兄さんが損するじゃないかぁ』 子供は目を細めて言う 『…だったら話は終わりだね。嫌なら自分で角材探しなよ。』 浦島太郎は深い溜め息を吐いて答える 『ふぅ…。分かったよ…君の条件のむよ…』 話は成立しました。 交渉してる間、他の2人は大きな海ガメを殴り続けていました。
/36ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加