あなたの名前

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少し歩き目的地に到着した。 「お店ね」 そこには、築30年くらいのお店がたっていた。 「うん。喫茶店 どうぞ。…入って」 扉を開けて彼女を先に入れる 「あら…おかえり。ミク」 カウンターに立っていた、四十代くらいの女性が話し掛けてきた。 「ただいま。ママ」 「あら…そちらの方は?」 ママと呼ばれた女性は、ミクの横に立っている彼女を見る。 あぁ…彼女のことか 「危ないところを 助けてもらったの…」 「そうなの。ミクを助けてくれてありがとうね」 彼女に微笑んだ。 「いえ…。多分、私が助けなくても大丈夫だった気がします」 「そんなことないよ。 本当に助かったんだから」 わたしは、 彼女に向かって笑った。
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