444人が本棚に入れています
本棚に追加
/313ページ
「……じゃあな。ミク」
フォボスは
扉のドアノブに手を触れる
「うん。またね」
「おうっ!」
私と目を合わせ
フォボスは、店を出ていった。
えっ…!?
気のせいかな
フォボスが一瞬、悲しそうな瞳をしていたような気が…
わたしは、店の扉を見つめていた
そんなミクの様子をルカは、見つめている
「……ねぇ…彼氏?
今の人…」
悲しそうな声でルカが呟いた
えっ!?ルカ。なんで…
そんな声で…
「ううん…違うよ。お友だち」
わたしは、首を横に振り答える。
「そう…」
ミクの目を見ずにルカは呟いた
「本当だよ…ルカ」
なんで…私は、
ルカにこんなことを
なんでかな…
自分でもよくわからないけど
ルカには、嫌われたくないよ
最初のコメントを投稿しよう!