愛しているから

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ーーバアァン!! 横から銃声の音が聞こえた すると男が肩を押さえ倒れた …えっ…… 「ルカ」 横にいるルカをみる。 ルカが仲間を撃った… 「ごめんなさい…ハァ… …でも…ミクは殺させないわ… わたしは… ミクが喜ぶなら罪さえ背負うわ」 …ルカ…ありがとう わたしは、ルカの手を強く握った 「ごめんなさい。ルカ… わたしのせいで仲間まで…」 「いいのよ…あなたが無事なら それにこの人は…父の部下ね 父がもしもの時にっ… …紛れこませていたんだわ」 どうやら男は気を失っているようだ 脚をよろつけながらまた公園の奥に進んでいく 「ルカ……ごめんなさい わたしのせいで…」 ルカが撃たれたのも… 仲間を撃ったのも 「ふふっ…バカね いいっ…のよ… あなたを守って…ハアハァ… 死ねるのだから本望よ ミクを愛しているから」 あなたのその顔が愛しい… 「ルカ…わたしも愛してるよ…」
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