あなたの名前

9/10
前へ
/313ページ
次へ
「わかったわ。信じるから そんな声で言わないで ミクさん」 と言いルカは、ミクの頬に手をゆっくりと添えた。 えっ!?なんで…… 「やだ…やだよ。 ミクって呼んでよ。ルカ」 今にも消え入りそうな声で呟いた 2人は、見つめ合う。 さっきみたいに “ミク”って呼んでよ… 「そんな顔しないで…ミク そんな泣きそうな顔しないで…」 ルカは 愛しそうにミクを見つめた 「えっ!?わたし…そんな顔…」 ルカがわたしの言葉を遮る 「してるのよ。 ごめんなさい…ミク さっきは つい呼び捨てにしてしまったから やっぱり、 さん付けの方がいいと思って… 初めて会った人に呼び捨ては、どうかと思ってね」
/313ページ

最初のコメントを投稿しよう!

444人が本棚に入れています
本棚に追加