また…今度

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2人は、手を繋いでお店を出た。 うぅ… 「さぶいね。さすが冬」 昼頃なのにさぶい… 風が冷たい。 「確かにさぶいわね」 ルカの吐いた息が 白く吐き出されていた。 「さぶそうだね」 「えぇ…ちょっと」 あっ!?いいこと思いついた。 「ルカ…ちょっと待ってて」 わたしは、ルカと絡ませあっていた手を離し店の中に入っていく。 「…?」 二階に上がり 自分の部屋の扉をあけ ハンガーにかけてある、ある物を手に取り急いでルカの元に向かう。 店の扉を開けて外で待っているルカに持ってきた物を隠しながら扉を閉めた。 「お待たせ…」 「急にどうしたの?」 「ルカがさぶそうだったから これを取りにいってたの」
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