また…今度

10/11
前へ
/313ページ
次へ
ルカが抱きしめる力を少しゆるめてお互い見つめ合う 「いいよ。 それでルカが温かいなら」 わたしは ルカに向かって笑った。 「とっても温かいわ。 マフラーから ミクの甘い香りがするわ」 そう言って、マフラーの匂いをルカは嗅いでいた。 「ちょっと…恥ずかしいよ」 もう、ルカったら 「ミクに 抱きしめられているみたいだわ」 そう言って、愛しそうにわたしのマフラーを触っている わたしは その光景に見とれていた ルカと真っ白のマフラーがあまりにも似合いすぎていて 「ミク?」 「あっ…ごめん あまりにも似合いすぎていて見とれちゃってた」
/313ページ

最初のコメントを投稿しよう!

444人が本棚に入れています
本棚に追加