ルカの日常

3/8
前へ
/313ページ
次へ
「えへへ…すみません。 ルカさんを 見つけたものでしたから 体が動いてしまいました。」 そう言って 彼女は照れ笑いをした。 「本当に可愛いわね。 レクチャーは… いつか 男に襲われるんじゃない?」 彼女から離れて並んでまた街路を歩いていく。 「えぇ!?わたしがですか? あははっ♪ありえませんよ ルカさんのほうが心配です」 わたしにそんな心配いらないと思うけど… わたし…モテないし。 「わたしは、大丈夫よ 男なんてわたしに興味なんてもってないもの。 レクチャーみたいに 可愛くないしね」 告白されたことは、何人かある でも…告白されても 付き合ったことがあるのは数人。 わたしは、自分から人を好きになったことがない。 でも…この前、あなたに… 「本当にルカさんは、鈍感ですね」
/313ページ

最初のコメントを投稿しよう!

445人が本棚に入れています
本棚に追加