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「さ、俺の部屋いこう?」
「え、でも…」
少年を追い掛けなきゃ。そう思って断ろうとすると、なるみんがニッコリと微笑んで一言。
「来てくれないなら拉致監禁するしか…」
「行く、…です」
拉致監禁は…困る。
思わず敬語になりそうだった…。少年は今度でも大丈夫、だよね?
そう思った途端、眠気が襲ってきた。ふわぁ…と欠伸をひとつすると、隣でなるみんがクスリと笑ったのが分かる。
「俺の部屋に着いたら寝ても良いよ」
「…ん。やった」
なるみんは優しく微笑むと頭を撫でてくれる。…気持ちいー。また眠気が訪れて欠伸をするとなるみんが笑っておんぶしてくれて、そのまま俺は寝てしまった。
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