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私は夢を見た 冬の寒い日 好きな人と手を繋いで 見慣れた道を二人で歩いて たわいのないことを話して 笑って 頬を赤らめて 吐く息は白くて 繋いだ手は暖かくて なんだか過ぎ行く時間は寂しくて 突然涙が溢れ出て 周りの景色が歪んで見えて 夢が覚めちゃうって思うと切なかった けど、涙を拭ってくれた彼の手は 夢じゃなく 現実だった 彼は隣にいてくれた それは夢じゃなく 現実だった
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