*運命って…どこに落ちてるの?*

3/8
前へ
/223ページ
次へ
咲希「今日は楽しかった♪ありがとー。」 「また来てね。」 咲希「バイバーイ。」 「気をつけてー。」 ガチャ 終電なんて、とっくにないのに咲希は1人で帰って行った。 「大丈夫かな…」 飲み散らかしたジュースや食べ散らかしたお菓子を片付けながら、今も私はLamのことを考えてる。 歌、ダンスに引き込まれたのは事実。 カッコいいと思ったのも事実。 でも、どうしてこんなに考えちゃうんだろ。 番組が終わったら、咲希の弾丸トークに付き合うことになった。 咲希はそれなりに…よりちょっと派手に遊んでる。 合コンしたり、浮気してみたり。 でも、私にはそんな浮いた話はない。 彼氏は今までに1人だけ。 しかもレベルは最悪。 世間で言うDV。 別れるのも怖かったから、我慢してた。 それがトラウマになって男の人と付き合えない。 …って、自分を正当化してみたり。 今日だって咲希は男について熱く語ってたけど… 男という生き物はそんなに必要なのか? 私には必要ない。 今こうして、なくても息が出来てる。
/223ページ

最初のコメントを投稿しよう!

76人が本棚に入れています
本棚に追加